教室だより・お知らせ

なぜ筆は立てるのか

神奈川・藤沢・横浜・大船の書道教室
主宰の木村繍花(しゅうか)です。

初めて筆を持つ時に注意したいところは
筆は立てて持つということです。

左手で筆を立てて持ち右手の
親指、人差し指、中指で横から
軽く掴みます。
(正しい持ち方は教室にて)

筆を立てて書くことによって
穂先(筆の先)がしっかりと半紙に触れ
太くて強い線や細くて滑らかな線を
表現することができます。

体験でクルクル書き(マルを書き)をするのは
筆の穂先を感じてもらうためでもあります。

鉛筆やペンは自由に持っても書けますが
筆は倒して書いてしまうと
筆の面がベタ〜と半紙についてしまい
線が擦れたり太細のメリハリが出ず
線と線の隙間がない文字になってしまいます。

筆を立てることは筆の重心が上へ上へ向かい
穂先の回転が自由に動きます。
倒さず書けるようになったら
「トメ」「ハネ」「はらい」も書けるようになり
書道の面白さがわかり、楽しくなります。

また、筆を立てて書くことで
姿勢もよくなり動きの丁寧を知ることができるので
自然と集中力が増してきます。

書道は大人から子どもまで楽しめます。

気になる方は、体験にお越しくださいね